テンポラリー

そのときに思いついたことの備忘録。租税について考えることが多い

2018-01-01から1ヶ月間の記事一覧

マネタリーベースと雇用者報酬の推移を比較してみる

普通、賃金が上がった下がったは名目賃金、インフレ率変動を加味するなら実質賃金で見ればOKなのだけど、アベノミクスの「異次元の緩和」という特殊な状況下であるので、マネタリーベースと比較してみた。(ここでは国民経済計算の雇用者報酬を利用した。) …

Mr.ゲイ・コンテストに難癖をつけるの巻

ショスタコーヴィチがプロポーズまでした鬼才溢るる弟子として、ウストヴォルスカヤという女性現代作曲家がいる。まず、彼女が遺したというこんな言葉を紹介したい。 『もし女性作曲家音楽祭のような演奏会があったとすればそれは屈辱以外の何物でもない』 =…

株式納税は、国営化を目指すものか?

前々回(1/3)、物で収める税(現物財産税)として株式納税(株式課徴)を考えた。 国家権力による一方的に国民や法人が保有する株式を徴収することで、ゼロコストで株式を取得しインカムゲインを得るという算段だ。 これは財政難にあえぐ各国(特に日本)に…

フランツ・リストと社会主義

フランツ・リストが若い頃、サン・シモン主義に多大な影響を受けたという。昔は軽く読み飛ばしていたが、リストの遺した作品たちがどのようにして生まれたかということについて思いを巡らせてみると、その思想が非常に重要であることがわかってきた。 インタ…

株式納税

租税の権力関係というのは経済学と法学、哲学の境界領域の問題で、難しい。僕が考えていることは、その問題を考えて、現実の制度に落とし込む方法なので、双方の専門家からでたらめなアプローチ、理解に値しないものと烙印を押されて当然の代物。だけど、僕…