テンポラリー

そのときに思いついたことの備忘録。租税について考えることが多い

2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

移民とテロ

日本ILO協議会雑誌「Work&Life」2016年第6号に商学部時代に労働経済学で授業を受けた鈴木宏昌教授のレポートが掲載されていた。「迫るフランス大統領選挙:どうなるフランス型社会福祉モデル」として、大統領選挙では労働・社会保障関係で何が争点とされて…

供犠から貨幣へ

(貨幣主権論) 神(聖域)と人間の間に紐帯・同盟を結ぶと、人間の権利が出現する。 原始インドのテキストによれば「犠牲、それは人間である。人間は、犠牲に捧げられるべき筆頭のものである」とされている。人の生贄が神と人間の紐帯・同盟を【担保】するのだ…

自然権上の納税義務、憲法上の納税義務の関係

3/30の「租税の平等原則について」http://mrkm1814.hatenablog.com/entry/2017/03/30/060008で考察したように、自然権上の納税の義務には平等原則が適用されないと解釈したとしても、日本国憲法30条は「国民は法律に定めるところにより、納税の義務を負ふ」…

不納税と抵抗権

敬文堂『税法・権力・納税者』(新井隆一,昭和45年)P85〜 【不納税と抵抗権】 ◆最低限度の生活と納税の義務いつものことながら、税制調査会の個人の所得課税の減税についての答申、その答申を尊重したという政府の減税案が、予算の編成から国会審議の過程…